沖縄北部・宜野座村で育つ4品種以上のいちご
よつぼし、かおりの、すず、はるひ——かふうイチゴ園ではこれらを含む4種類以上の品種を同時に栽培している。それぞれ甘みの質や香りの立ち方が異なるため、ハウス内を回りながら食べ比べる時間がこの農園の醍醐味だと語る来園者は少なくない。摘み取りは40分の食べ放題制で、大人2,500円、小学生および75歳以上2,000円、2歳から未就学児1,500円という料金設定。練乳は持ち込み自由で、園内でも販売しているため手ぶらで訪れても問題ない。
口コミを見ると「品種ごとの味の違いに驚いた」「子どもが自分で選んで摘めるのが楽しそうだった」という声が目立つ。家族連れの投稿では、年齢別に分かれた料金を評価するコメントも繰り返し確認できる。小さな子どもから祖父母世代まで同じ空間で一緒に楽しめる点が、リピーターの多さにつながっているようだ。
高設栽培がもたらす体への負担の少なさ
かふうイチゴ園の栽培棚は腰の高さほどに設置されており、立ったまま摘み取れる構造になっている。しゃがむ動作がほぼ不要なので、膝や腰に不安がある人でも無理なくいちご狩りに参加できる。車いすやベビーカーでの来園についても通路幅にゆとりがあるとの報告があり、バリアフリー面での配慮を感じるという声もある。沖縄の冬場でもハウス内は暖かく、天候に左右されにくい点も見逃せない。
個人的には、高設栽培のハウスは果実がちょうど目の高さに並ぶため、色づき具合を確認しながら摘めるのが印象的だった。実が土に触れていないぶん汚れが少なく、摘んだそばから口に運べる気軽さがある。こうした栽培方式は観光農園では珍しくないものの、沖縄県内でいちご狩りができる施設自体が限られているため、旅行中の選択肢として重宝されている。
毎年3月から約9カ月かけて仕上げる栽培工程
開園前の準備は毎年3月に始まる。苗の育成からシーズン開始の1月上旬まで、およそ9カ月もの時間をかけて一つひとつの株を管理しているという事実は、来園者にはあまり知られていない。かふうイチゴ園の園主は2年間の研修期間を経てから独立しており、その過程で培った栽培ノウハウが日々の作業に反映されている。沖縄の亜熱帯気候のもとでいちごを安定的に育てるには、温度管理や水分調整に相応の手間がかかる。
開園期間は例年1月上旬から5月頃まで。営業時間は10時から15時で、定休日は月曜と金曜に設定されている。シーズン後半になると品種によって収穫量に差が出るため、時期によって食べられる品種の組み合わせが変わることもある。こうした季節ごとの変化を楽しみに、複数回足を運ぶリピーターもいるという。
完全予約制とWebカレンダーによる運営の仕組み
かふうイチゴ園では完全予約制を敷いている。予約なしで訪れた場合、満員や収穫状況次第で入園を断られるケースがあるため、来園前のWeb予約は必須だ。所在地は宜野座村宜野座1641番地、宜野座道の駅から車でおよそ5分の距離にある。沖縄本島北部のドライブルート上に位置しており、観光の途中に立ち寄りやすい。
収穫作業中は電話に出られない場合があるため、予約はWebカレンダー経由が推奨されている。前日までのキャンセル連絡を呼びかけるアナウンスも出されており、当日キャンセルが減ることで他の来園希望者に枠が回る仕組みになっている。予約画面で空き状況がリアルタイムに確認できるため、旅行の日程調整もしやすい。


