キャラクターが体現する味——Lupetty Bomのドリンク哲学
「どのキャラクターを選ぶか」から始まるドリンク体験が、Lupetty Bomの特徴的な入口だ。「Sweet Sleepyhead」「Bom’s Gin Explosion」など各1,300円のカクテルは、架空のサーカス団の登場人物それぞれの個性を味と見た目に落とし込んでいる。カイピリーニャやフレッシュキウイジントニックといった定番系も揃っており、世界観に乗りたい人にも乗りたくない人にも対応している。ウイスキー、クラフトビール、ワインまで選択肢の幅は広い。
「ノンアルコールでも物語に参加できる」と感じた、という声が複数の利用者から届いており、「ボビーのいちごミルク(1,100円)」の存在がそれを実現している。飲み会の席でも一人の夜でも、飲める・飲めないを問わず同じ空間を共有できる設計だ。
逗子なぎさWビル2階、5日間の営業サイクル
逗子駅から徒歩約2分、逗子市逗子1丁目2-9の逗子なぎさWビル2階。木曜から月曜の15時〜22時が営業時間で、火・水は休みとなっている。この5日間サイクルは、週末に合わせて計画しやすく、平日でも木・金に対応できる。個人的には、駅からの近さと「2階」という設定の組み合わせが、「日常から切り離されに行く」という意識を自然につくる気がした。
カウンター席とソファ席の2種類があり、一人でも複数人でも使い勝手が異なる。電話046-874-7446で予約を受け付けており、イベント開催日は事前に確認しておくと安心だ。
昼のカフェが担う、もう一つの顔
15時の開店直後はカフェとしての機能が前面に出る。コーヒー、紅茶に加えてアフォガードやバニラアイス、タルトタタンといったデザートも揃い、夜のバーとは別のトーンで時間が流れる。アート展示を眺めながら昼のコーヒーを飲む過ごし方は、バー目的でない来訪者にも開かれた入口になっている。「バーに行くつもりじゃなかったのに、昼のカフェで来て夜も居座った」という声が利用者から聞かれ、時間帯を越えた滞在が起きやすい場所らしい。
フードはガーリックトースト(600円)、地元野菜のコルシニョン、チーズと生ハムの盛り合わせ、オニオングラタンスープ(1,200円)など。昼から夜まで同じメニューで対応している。
ギャラリーと生演奏が彩る、五感のイベント体験
定期的なアート展示と生演奏が、このバー&カフェを単純な「お酒を飲む場所」から切り離している。展示作品は入れ替わるため、リピート訪問のたびに景色が変わる。ライブ演奏が入る夜は通常日とまったく異なる密度があり、「ライブの日に来て初めてLupetty Bomの本領がわかった」という声が目立つ。インスタグラム(@lupettybom)でのアート空間の投稿には、「逗子でこういう場所を探していた」というコメントが集まっている傾向がある。
架空のサーカス団というコンセプトがアートとライブの両方と相性よく重なり、非日常体験としての一貫性を生んでいる。


